●官僚主義

読み(ひらがな)

かんりょう しゅぎ

意味

行政の官僚制に特有の行動様式や考え方で、民衆の非難の意味が含まれている。

解説

行政に必要となったのが官僚制です。官僚制の特色として 次のようなことが考えられます。 規則を重視するため形式的になりやすく新しい考えを排除 する傾向が強くなり、また、秘密主義や傲慢さなどもあるようです。 また、専門的な知識が重要視されるため専門技術官僚が生まれ、 専門知識を持った人たちが、行政を支配してしまう危険性もあるようです。 専門知識を持った官僚が政治を支配することを「テクノクラシー」と言います。

重要語の意味

官僚=「かんりょう」と読み、役人。国の政治に影響力を持っている上級の公務員。各省の局などで仕事をしている人。  主義=「しゅぎ」と読み、行動する方向性の基準。  官=つかさ。役所。官庁。政府。  僚=役人。つかさ。  主=おもな。中心。根本として守る。  義=たてまえ。秩序。  行政=「ぎょうせい」と読み、法律に従って国を治めること。  官僚制=「かんりょうせい」と読み、権限の委任と専門的な仕事を持ち、規則に従って目標を能率的に実現するための組織。  行動様式=「こうどうようしき」と読み、行動するときの身についているやり方。  非難=「ひなん」と読み、人の欠点などを責めること。  規則=「きそく」と読み、仕事のやり方や事務手続きなどを定めたもの。きまり。  形式的=「けいしきてき」と読み、かたちを重視して内容をおろそかにしてしまう傾向。  排除=「はいじょ」と読み、取り除くこと。  傾向=「けいこう」と読み、考え方がかたよること。  秘密主義=「ひみつしゅぎ」と読み、他人に知られないことを目的とした考え方や行動の指針。  傲慢=「ごうまん」と読み、自分をすぐれた者と思って他人を見くだすこと。  専門的=「せんもんてき」と読み、学問や仕事などを極めていること。  専門技術官僚=「せんもんぎじゅつかんりょう」と読み、テクノクラート。政治経済や科学技術などの専門知識を持った行政官。  支配=「しはい」と読み、権力を使って人々をある方向に行動させてしまうこと。  危険性=「きけんせい」と読み、危ないことが起こるかもしれないということ。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆       難易度=むずかしい。   熟語分類=政経

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官僚主義


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