●議会政治
読み(ひらがな)ぎかい せいじ |
意味選挙によって選ばれた代表者で組織される議会が、国の政治を行うこと。 |
解説国民の権利と自由を守るために考え出されたのが三権分立です。 三権分立は、日本国憲法の中で、次のように規定されています。 @国会は、国の唯一の立法機関である(第41条)。 A行政権は、内閣に属する(第65条)。 B司法権は、裁判所に属する(第76条)。 この中で、立法権である国会が議会に相当し、内閣によって 行政が執行されます。国会は法律を制定する機関であり、 国権の最高機関と憲法に規定されています。 議会政治は、18世紀頃、市民革命から発達しましたが、 現代では、審議の形骸化として次のような問題が指摘されているようです。 つまり、政策の立案は、行政部の官僚が行うことが多く、議会は 行政部の意思決定を追認するだけの機関になっているということです。 |
重要語の意味議会=「ぎかい」と読み、選挙であらばれた議員で組織された立法機関。国会。 政治=「せいじ」と読み、国家の主権者が土地と人民をおさめる活動。国の立法・行政・司法の統治作用。 議=論じあう。相談する。可否を決める。 会=あつまる。あう。 政=まつりごと。物事を整え治める。 治=おさめる。ととのえる。国を統治する。 選挙=「せんきょ」と読み、多くの人たちから選び出して推薦すること。 三権分立=「さんけんぶんりつ」と読み、国家権力を立法・行政・司法に分けて国民の自由を保護するための統治方法。 日本国憲法=「にほんこくけんぽう」と読み、日本の今の憲法で昭和21年に公布された。前文と103条の本文から成る。 規定=「きてい」と読み、あることを一つの形に定めること。きまり。 国会=「こっかい」と読み、憲法上の合議制機関。 立法機関=「りっぽうきかん」と読み、法律を定める機関。 行政=「ぎょうせい」と読み、法律に従って内閣の政治を執行する機関が業務を行うこと。 内閣=「ないかく」と読み、国の行政を行う機関。内閣総理大臣とその他国務大臣で組織される合議機関。政府。 司法=「しほう」と読み、国家が法律に基づいて行う民事・刑事の裁判。 裁判所=「さいばんしょ」と読み、裁判を行う国家の機関。 執行=「しっこう」と読み、決まった事を実際に行うこと。 法律=「ほうりつ」と読み、国会の議決によって成立する国のきまり。 制定=「せいてい」と読み、法律や規則をつくり定めること。 市民革命=「しみんかくめい」と読み、市民階級の者が封建権力を倒し国家の権力をにぎる政治変革。 審議=「しんぎ」と読み、立案をもとに議会を開いて検討しその可否を相談すること。 形骸化=「けいがいか」と読み、内容を持たない形だけのもの。 政策=「せいさく」と読み、政治を行っていくための方針。 立案=「りつあん」と読み、案を立てること。議会で話し合う案をつくること。 官僚=「かんりょう」と読み、内閣に属して行政にたずさわる公務員。 追認=「ついにん」と読み、決まってしまっている事を認めること。事後同意。 合議=「ごうぎ」と読み、当事者が集まって相談すること。 |
いわれ(歴史)と重要度不明。 重要度=☆☆ 難易度=むずかしい。 熟語分類=政経 |
スポンサードリンク