●唇歯輔車
読み(ひらがな)しんし ほしゃ |
意味一方がだめになると、ほかの方もだめになってしまうように、お互いが利害関係にあることのたとえ。 |
解説この四字熟語は、中国の古いことわざがもとになっているようです。ほお骨(上あご骨)と下あご骨の2つがなければ、食べ物をかんだり、 しゃべったりすすることができません。また、歯があっても、くちびるがないと、食べ物をかんでも、食べ物が口の外に出てしまいます。 これと同じように、片方がだめになってしまうと、その働きが失われてしまうような関係にある状態のことを意味しているようです。 くちびると歯、上あごと下あごの4つは、1つでも欠けてしまうと、食べたりしゃべったりすることが出来なくなってしまうので、 4つのそれぞれが、持ちつ持たれつの関係にあるということではないかと思います。 |
重要語の意味唇=「しん」と読み、くちびる。 歯=「し」と読み、歯(は)。 くちびる=口を上と下から包み込み食べたりしゃべったりする時に必要となるもの。 歯=「は」と読み、口の中で上と下にある硬いもの。食べ物をかみくだいたり声を出す助けをするもの。 輔=「ほ」と読み、ほお骨。 車=「しゃ」と読み、はぐき。下あごの骨。 ほお骨=「ほおぼね」と読み、顔のほほの上のあたりにある少し高く出ている骨。 下あご骨=「したあごぼね」と読み、あごの下の骨。 あご=顔の下の口のあたりの部分。食べたりしゃべったりするところ。 利害関係=「りがいかんけい」と読み、お互いに利益と損害が影響し合う関係。 持ちつ持たれつ=互いに助け合ってひとつの働きをするようす。 上あご=「うわあご」と読み、上にあるあご。 下あご=「したあご」と読み、下にあるあご。 |
いわれ(歴史)と重要度春秋左氏伝・僖公五年。 重要度=☆☆☆ |
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