●臍下丹田

読み(ひらがな)

せいか たんでん

意味

へその下、約7センチのところにあり、人の体の経絡にあるツボのようなもの。

解説

東洋医学では、体の中を流れている気の通り道のようなものを考え、この気の流れが 生まれてくるところを丹田と言うようです。へその下にあるツボのようなもので、 ここに意識を集中すると、元気が得られ健康になると考えられているようです。 つまり、丹田のある腹の下に重心を置くことによって、体を安定させ気のめぐりを よくして、元気を得るということと思います。今回は、姿勢を正しくすることの大切さを知ることができました。 また、さらに調べて知ったことですが、丹田に意識を集中させる方法としては、丹田呼吸というものがあるようです。 丹田呼吸は、坐禅の呼吸のやりかたが、最も近いものではないかと思います。

重要語の意味

臍下=「せいか」と読み、へそのした。  丹田=「たんでん」と読み、気の流れが生まれてくるところ。  へそ=ほ乳動物の腹の真ん中にあるところ。臍帯のあと。  丹=@気の流れ。Aよく練った薬。B仙丹(せんたん)。  田=たんぼやはたけ。作物が生まれてくるところ。  経絡=「けいらく」と読み、東洋医学で体の中をめぐっている気と血のとおりみち。鍼灸(しんきゅう)の治療に用いられる。  ツボ=経絡にある大切な場所。経穴(けいけつ)。病気の治療に用いられる。  東洋医学=「とうよういがく」と読み、中国で起こり発達し日本に伝わった医学。漢方医学。  気=「き」と読み、@体の中をめぐっているもので生命の根源と考えられているもの。A心の動きや感情など。  意識=「いしき」と読み、心がある方向へむかっていること。  集中=「しゅうちゅう」と読み、ひとつのところに集めること。  重心=「じゅうしん」と読み、重さの中心。  姿勢=「しせい」と読み、からだのようす。からだのかたち。  丹田呼吸=「たんでんこきゅう」と読み、深い呼吸によって丹田に重心をもっていく方法。丹田息(たんでんそく)ともいう。 具体的方法としては、坐禅による調身と調息。または、腹の底から声を出す、腹の底から本気で笑う、などが考えられる。  坐禅=「ざぜん」と読み、足を組み身体を調え呼吸を調え心を調えることによって無我の境地を得ようとする方法。  臍帯=「さいたい」と読み、生まれる前に胎内で母親と胎児をつなぐ管のようなもの。 母親の血液を利用して胎児が栄養素や酸素を取り入れ、また不要なものを排出したりする時に用いられる。 

いわれ(歴史)と重要度

抱朴子(ほうぼくし)・内編。   重要度=☆☆☆       難易度=難しい

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臍下丹田

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