●是是非非

読み(ひらがな)

ぜぜ ひひ

意味

あることを判断する時、正しいことは正しいと認め、誤りは誤りであるとして、公平な立場を示すこと。

解説

たとえば、他人の意見などのよい悪いを決める時、自分の好みなどに偏ったりしないで、 正しいことは正しいと受け入れ、間違っていることは間違っていると考え、それによって正しい行動をすることのようです。 この四字熟語は、荀子と言う本に出てくる言葉ですが、その本を書いている人は、修身の大切さを説明している ところで、正しいことを正しいとし、間違いを間違っていると判断することを「知」といい、逆に、 正しいことを間違っていると判断したり、間違っていることを正しいとすることを「愚」という、と書いています。 物事を正しく見ることができれば、おこないやことばが正しくなり、やがて、よい結果が得られる、ということを 言っているのだと思います。正しい判断ができるようになるためには、いろいろなことを学ばなければならないかもしれません。

重要語の意味

是=「ぜ」と読み、正しいこと。善いこと。道理にあっていること。  非=「ひ」と読み、正しくないこと。間違ったこと。誤り。悪いこと。  判断=「はんだん」と読み、物事のよいわるいを見きわめて考えを決めること。  認める=「みとめる」と読み、他人の意見や行動などを正しいものとして受け入れる。  誤り=「あやまり」と読み、正しくないこと。間違い。  公平=「こうへい」と読み、あることを判断する時かたよらないこと。  立場=「たちば」と読み、あることに対してたよりになるところ。  示す=「しめす」と読み、自分の考えなどを相手に分かるように見せること。  意見=「いけん」と読み、あることについての考え。  偏る=「かたよる」と読み、思いなどをあるひとつの方向に向ける。  行動=「こうどう」と読み、ある考えによって何かをしたりしゃべったりすること。  荀子=「じゅんし」と読み、紀元前3世紀頃の中国。戦国時代の思想家・荀子によって書かれた本。 儒教の考えをもとに人間の性悪説を説いたもの。[BC298-BC235]。  修身=「しゅうしん」と読み、身をおさめ心をつつしんで行いを正すこと。  知=「ち」と読み、知恵。知る。  愚=「ぐ」と読み、おろか。おろかもの。  学ぶ=「まなぶ」と読み、自分の考えの及ばないことや知らないことなどを見たり聞いたりまねをしたりして自分のものにすること。 

いわれ(歴史)と重要度

荀子(じゅんし)・修身篇(しゅうしんへん)。   重要度=☆☆☆       難易度=普通。

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是是非非

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