●百舌勘定
読み(ひらがな)もず かんじょう |
意味お店などの勘定をするとき、他の人に、お金を出させ、自分は、1円も出さないようにすること。 |
解説たとえば、何人かで食事をして、お店の代金を払うとき、自分は、1円も出さないで、他の人に、 すべて支払ってもらうように仕向けることのようです。この四字熟語には、次のような昔話があります。 『鴫と鳩と百舌がいっしょに、十五文の食べ物を買いました。百舌は、たいへんしゃべることが上手なので、 鴫と鳩をうまく言い包めてしまいます。鴫の名前は、「し」で始まるから七文出せばよい、鳩は名前が、 「は」で始まるから八文出せばよいと言って、百舌は一文も出さないで、そこから去ってしまいました。』 という笑い話のようなものです。 百舌は、しゃべることが得意なので、他の2人(2鳥)を自分の意見に従わせてしまった、ということのようです。 |
重要語の意味百舌=「もず」と読み、すずめより少し大きな鳥。たくさん鳴くので「百の舌」と書く。 勘定=「かんじょう」と読み、代金を支払うこと。 代金=「だいきん」と読み、物を買ったとき売った人にわたすお金。 支払う=「しはらう」と読み、代金などをはらいわたすこと。買い物をしたところへお金を出すこと。 仕向ける=「しむける」と読み、他人を自分の思っているような行動にさせる。そのような気持にさせる。 昔話=「むかしばなし」と読み、空想的で楽しさを含む古いはなし。 鴫=「しぎ」と読み、シギ科のわたりどり。くちばしと足が長いとり。 鳩=「はと」と読み、ハト科のとり。中ぐらいの大きさ。平和の象徴。 文=「もん」と読み、昔のお金の単位。一文は一貫の1000分の1。 言い包める=「いいくるめる」と読み、相手を自分の考えている通りになるように上手にしゃべること。 意見=「いけん」と読み、あることについての考え。 従う=「したがう」と読み、他人の考えなどを受け入れる。 |
いわれ(歴史)と重要度不明。 重要度=☆☆☆ 難易度=ふつう |
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