●老少不定
読み(ひらがな)ろうしょう ふじょう |
意味人の寿命は、決まったものではなく、老人でも若者であっても、いつ死ぬかは分からない、ということ。 |
解説いま、この時から先のことを予測した場合、老人の命が短くて、若者の命が長いと決めることはできない、 ということで、人生の無常を言った言葉のようです。人の寿命は、いつどうなるかは、予測できないから、 年齢によって、その後の命の長さは決められない、ということと思います。 |
重要語の意味老=老人。年より。年が多い人。 少=若い。若者。年が若い人。 不定=「ふじょう」と読み、さだまらないこと。 不=打ち消しをするために付ける語。 定=さだまる。きまる。常にかわらない。 寿命=「じゅみょう」と読み、いのちの長さ。 決まる=「きまる」と読み、しっかりとした結果が出ること。さだまる。 老人=「ろうじん」と読み、年を多くとった人。としより。 若者=「わかもの」と読み、年の若い人。 死ぬ=「しぬ」と読み、いのちがおわること。 予測=「よそく」と読み、ものごとの結果を前もっておしはかること。 無常=「むじょう」と読み、人や世の中が、いつどのようになるか分からないこと。仏教語。 年齢=「ねんれい」と読み、生まれてから、その時までに過ぎていった年数。 |
いわれ(歴史)と重要度能の謡曲「藤戸(ふじと)」。 観心略要集。 重要度=☆☆☆ 難易度=ふつう |
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