●柿が赤くなれば医者は青くなる

読み(ひらがな)

かきが あかくなれば いしゃは あおくなる。

意味

柿が実をつけて赤くなる頃は、気候がよく、病人が減って、医者が困るということ。

解説

このことわざは、特に柿だけではなく、秋頃は、みかんや、ゆずなども、実をつけて、 色づき、食べ物が豊富で、過ごしやすくなるので、病人が少なくなるということのようで、 秋の過ごしやすさを言っているようですが、たぶん、昔は、冷蔵庫などがなかった為、 夏の間の熱い時期は、食べ物が腐りやすく、食中毒なども多かったためではないかとも 考えられます。実際、これらの食べ物には、ビタミンCが多く含まれているようです。また、 「橙が赤くなれば医者の顔が青くなる(だいだいがあかくなればいしゃのかおがあおくなる)」 とも言うようです。

重要語の意味

柿=秋頃に、実をつけるくだもの。甘いものと渋いものがあり、 渋いものは、干し柿にする。  医者=病気を見て、その治療をする人。おいしゃさん。医師。  ビタミンC=体の調節をする栄養素、たんぱく質の一種、コラーゲン生成に 必要な成分。抗酸化作用もある。  橙=「だいだい」と読み、みかんと同じ種類で、酸味の強いくだもの。 縁起がいいので正月の飾りに用いる。ヒマラヤ原産。 

いわれ(歴史)と重要度

丹鉛総録。   重要度=☆☆   

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