●酔いどれ怪我せず
読み(ひらがな)よいどれ けがせず。 |
意味人は、何かに夢中になって無心の時は、大きな失敗をしないものである、というたとえ。 |
解説人は、何かに心をうばわれ、自分のことを忘れるくらいに、そのことにひたっている時には、 大きな失敗がないということのようです。もとの意味は、酒にひどく酔って倒れそうな人の 足は、ふらふらして、危なげに見えるけれど、予想したよりも、大きな怪我をすることがない、 ということから生まれているようです。 |
重要語の意味酔いどれ=「よいどれ」と読み、「酔い倒れる」という意味で、 酒にひどく酔って、今にも倒れそうな人。 怪我=「けが」と読み、注意不足などで、体のどこかに傷を受けること。 せず=しない。 無心=心の中を乱すような思いなどを持たず、余計なことをなにも考えないようす。 雑念や邪念がないようす。 ひたっている=ある心もちになりきっている。 |
いわれ(歴史)と重要度中国古典の荘子(そうじ)。 重要度=☆☆☆ |
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