●親の脛を齧る
読み(ひらがな)おやの すねを かじる。 |
意味子供が、経済的に独立できず、親に養ってもらったり、親の援助を受けたりしていること、のたとえ。 |
解説子供が成人を過ぎても、自分でかせいで食べてゆくことができなくて、親のかせいだお金によって生活をしたり、 親の助けを借りて生活をしたりすることのようです。なぜ、「すねをかじる」と表現するのかは、よくわかりませんが、 すねを「足もと」と考えると、自分の立場がしっかりしていないままで、親の立場を少しずつ取って生活する、 と言う意味があるのではないかと思います。 |
重要語の意味親=子を産み、その子を育てて、やしなっていく人。父や母。子を持つ者。 脛=「すね」と読み、ひざから足首のあたりまでの部分。足もと。 齧る=「かじる」と読み、歯で少しずつ削り取る。 足もと=@自分の立場。その人の置かれた状態。A立っている足のまわり。 独立=「どくりつ」と読み、他の者から援助などを受けないこと。ひとり立ち。 養う=「やしなう」と読み、食べ物や着る物を与え生活の面倒を見る。 援助=「えんじょ」と読み、物や力などを与えて助けること。 |
いわれ(歴史)と重要度京伝・怪談模々夢字彙。 重要度=☆☆☆ |
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