●彼方立てれば此方が立たぬ

読み(ひらがな)

あちらたてれば こちらがたたぬ。

意味

あの人の意見を受け入れようとすると、違う意見を持つ、この人の意見が認められなくなってしまう、 ということ。

解説

人には、それぞれの考え方や意見があり、この人の顔を立てれば、あの人の顔が立たなくなり、 異なった両方の意見を成り立たせる事は、とても難しいということで、もし、両方の 意見を尊重しようとすると、今度は、自分自身の立場がなくなってしまうということのようです。 また、この句の後には、「双方立てれば身が立たぬ」と続けても言うようです。 自分がどちらの立場につくのか、自分の考え方を、はっきりさせることの重要性を 言っているのかもしれません。

重要語の意味

彼方=「あちら」と読み、ある特定の少し離れた人をさす呼び方。あの人。  此方=「こちら」と読み、ある特定の近くにいる人をさす呼び方。この人。  立てる=物事や意見などを成り立たせること。顔を立てる。  尊重=「そんちょう」と読み、意見や物事を大切なものとして扱うこと。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆☆

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立てる
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