●我が身の臭さ我知らず

読み(ひらがな)

わがみの くささ われしらず。

意味

自分の欠点や過ちには、なかなか気づかないものだ、ということのたとえ。

解説

自分の体のにおいは、自分自身では、よくわからないように、自分の悪いところや、 知らないうちにしている間違いには、なかなか気づかないでいる、ということのようです。 他人のことは意外と気がつくのですが、自分のことに関しては、よく分かっていないことがあるのかもしれません。 「我が糞は臭くなし(わがくそはくさくなし)」とも言うようです。

重要語の意味

我が身=「わがみ」と読み、自分のからだ。  臭さ=「くささ」と読み、いやなにおいがすること。  我知らず=「われしらず」と読み、自分自身にはわからない。  欠点=「けってん」と読み、短所。他に比べて能力や価値が低いところ。  過ち=「あやまち」と読み、知らないうちにやってしまう間違い。失敗。  糞=「くそ」と読み、うんこ。ふん。食べ物のかすでいやなにおいがするもの。 

いわれ(歴史)と重要度

江戸初期のかな草子、可笑記(かしょうき)。   重要度=☆☆☆

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