●喧嘩過ぎての棒乳切り
読み(ひらがな)けんかすぎての ぼうちぎり。 |
意味ちょうどいい時機を逃して、何の役にも立たないこと、のたとえ。 |
解説喧嘩が終わってしまった後で、喧嘩に使う棒を見つけて持ち出しても、もう、喧嘩に間に合わない為、 何の役にも立たない、ということから生まれたことわざのようです。流れゆく時の中で、物事が起きようとしているちょうどよい時を逃し、 適切に物事を行うことができなかったことを言っているようです。「諍い果てての乳切り木(いさかいはててのちぎりき)」とも言うようです。 このことわざは仏教の無常観を言った言葉ではないかと思います。 |
重要語の意味喧嘩=「けんか」と読み、個人の主張を通すため言葉や体を使ってお互いに争うこと。 過ぎて=「すぎて」と読み、過去となり終わってしまったこと。 棒乳木り=「ぼうちぎり」と読み、棒乳切り木。 棒乳切り木=「ぼうちぎりぎ」と読み、足から乳くらいまでの高さの棒で喧嘩に使えそうな棒。 時機=「じき」と読み、次々に流れゆく時の中で物事が起ころうとするきっかけの時。チャンス。 逃す=「のがす」と読み、とらえることに失敗する。 役に立つ=「やくにたつ」と読み、何かしようとする時有効にそのことに用いることができる。 適切=「てきせつ」と読み、ある場合によく当てはまるようす。 諍い=「いさかい」と読み、@言いあらそうこと。Aけんか。 無常観=「むじょうかん」と読み、現実世界が変化し続け一瞬も止まらないという考え方。 |
いわれ(歴史)と重要度平家物語。 重要度=☆☆☆ |
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