●人の口に戸は立てられぬ
読み(ひらがな)ひとのくちに とはたてられぬ。 |
意味人のうわさや批評は、防ぐことができないことのたとえ。 |
解説部屋と部屋を分ける戸を締めてしまえば、となりの部屋の話し声は聞こえなくなりますが、 人の口に戸を立てて、閉ざそうとしても締めることができないことを、冗談まじりに たとえたのだと思います。 他人のうわさをしたり、他人のことを評価したりするのは、人の生まれ持った性質 のようなもので、世間の癖のようなものかもしれません。 |
重要語の意味人=「ひと」と読み、人間。 口=「くち」と読み、声を出してしゃべる時に使う顔の一部。 戸=「と」と読み、家の出入り口や部屋との区切りにつけるもの。部屋をさえぎるもの。 立てる=「たてる」と読み、戸をしめる。 うわさ=@世間で言われていること。A他人のことを陰でいろいろ話をすること。 批評=「ひひょう」と読み、ものごとの悪い点や良い点を評価すること。 防ぐ=「ふせぐ」と読み、さえぎる。起こらないように気をつける。 部屋=「へや」と読み、家の中をいくつかに分けて区別したもの。 締める=「しめる」と読み、戸をとじる。口をとざす。 閉ざす=「とざす」と読み、戸をしめてふさぐ。 冗談=「じょうだん」と読み、笑いを誘う話。 評価=「ひょうか」と読み、物や人の価値を決めること。 性質=「せいしつ」と読み、その人の持っている気持ちのありかた。 世間=「せけん」と読み、人が集まって生活している所。社会。世の中の人々。 癖=「くせ」と読み、人が無意識にしてしまうこと。かたよった言動。 |
いわれ(歴史)と重要度最明寺殿百人上臈。 重要度=☆☆☆ 難易度=ふつう |
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