●人の事より我が事

読み(ひらがな)

ひとのことより わがこと。

意味

他人の世話を焼くよりも、自分の事をしっかりと知るべきである、ということ。

解説

他人の欠点などを見て、注意することは簡単ですが、 自分がどのように見られているかを知ることは難しいと思います。 だから、自分の悪い癖などをよく知って、それを直すようにすることが 大切なのだと思います。同じようなことわざに、 「人の七難より我が十難」というものがあります。

重要語の意味

人=「ひと」と読み、他人。他の人。  事=「こと」と読み、いろいろなこと。悪いこと良いこと。  我=「われ」と読み、わたくし。  他人=「たにん」と読み、自分以外の人。  世話=「せわ」と読み、気を配って悪いところを教えたり助言したりすること。  焼く=「やく」と読み、こまごまと気をつかう。  自分=「じぶん」と読み、わたし。本人。  知る=「しる」と読み、わかる。気がついている。自覚している。  欠点=「けってん」と読み、悪いところ。よくないところ。  注意=「ちゅうい」と読み、他人の言動などに対して気をつけるように言うこと。  簡単=「かんたん」と読み、むずかしくないようす。  難しい=「むずかしい」と読み、かんたんではない。やっかいである。  悪い=「わるい」と読み、結果として害をもたらすようなよくないこと。  癖=「くせ」と読み、知らない間にやってしまうかたよった言動。よくない言動。  悪い癖=三毒(三不善根)。  直す=「なおす」と読み、悪いものを正しいものにする。  大切=「たいせつ」と読み、だいじなようす。 

いわれ(歴史)と重要度

法句159。   重要度=☆☆    難易度=ふつう

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