●芸が身を助けるほどの不仕合せ

読み(ひらがな)

げいがみを たすけるほどの ふしあわせ。

意味

よくない、苦しいことなどに合い、以前より、生活のやりくりがみじめになり、 めぐまれない状態に、なってしまう、ことのたとえ。

解説

自分が、めぐまれていたころに、趣味などで、習っていたことを、なんとか売り物にして、 自分の生活を立てていかなければ、ならないような、みじめな思いをすることから生まれた句。 「不仕合せ」は「不幸せ」とも書きますが、意図的に、この漢字を使っているように感じます。 また、この句は、「芸は身を助ける」ということわざを、まねして、おもしろく表現した川柳のようです。

重要語の意味

芸=長い時間をかけて、ある一つのことを専門に習って身につけたわざ(技術)。  不仕合せ=幸せでないこと。「不幸せ」とも書く。みじめで、めぐまれていない状態。 

いわれ(歴史)と重要度

京都の俳人・錦花隆志の句。   重要度=☆☆

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