●歌より囃子
読み(ひらがな)うたより はやし。 |
意味話をする人よりも、その話を聞いて、相づちをしている人の ほうが、大切であり、必要な存在であるというたとえ。 |
解説人が話したり、本を書いたり、インターネットでホームページを公開したりすることは、 すべて、その人の話や、その内容を聞いてくれたり読んでくれる人がいるので、その存在 意味があるということを言っているのではないかと思います。この句のもともとの意味は、 日本で昔からある、能や歌舞伎で演じられている歌(かたり、せりふ)と、それに合わせて 舞台の雰囲気を出す、はやしという効果音や伴奏は、どちらもなくてはならないですが、 はやしの演奏がなかったら、それらの演技の楽しさは、失われてしまうので、 舞台の雰囲気を出している、はやしの大切さを言っているようです。 |
重要語の意味歌=能や歌舞伎の舞台で、主に演じられる、節をつけた、語りやせりふのこと。 囃子=「はやし」と読み、能や歌舞伎の演技で、舞台の雰囲気を出す為に、鳴らす 音や、伴奏。太鼓、鼓(つづみ)、三味線、笛などの演奏。 相づち=相手の話などに雰囲気を合わせて、うなづいたりして話をまとめること。 節=音程の違いや、音の長さ、音の強弱などを、その時々に変化させて 表現すること。 |
いわれ(歴史)と重要度陸前のことわざ。 重要度=☆☆☆ |
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