●鳴かず飛ばず
読み(ひらがな)なかず とばず。 |
意味将来、活躍するため、長い間、何もしないで、じっとよい機会を待っているようす。 |
解説このことわざは、本来、「三年飛ばず鳴かず」と言うらしく、中国の古典、史記に出てくる 次のような故事がもとになっているようです。ある国の王が三年間、国政に対し何もしなかったので、 王に仕える者が王をいさめる為、三年間何もしないで飛びもせず鳴きもしない鳥のたとえ話をしたそうです。 すると王が、その鳥は飛べば大空へ高く飛び、鳴けば人々をおどろかすだろう、と言って、国政に力を 入れた、ということらしいです。現在では、自分の立場がよくなく、じっとしているようすに使うことが多いようです。 |
重要語の意味鳴かず=「なかず」と読み、鳴かない。 飛ばず=「とばず」と読み、飛ばない。 鳴く=「なく」と読み、鳥が声を出す。 飛ぶ=「とぶ」と読み、鳥が空中を羽を広げ動き回る。 活躍=「かつやく」と読み、注目されるほど盛んに行動すること。 国政=「こくせい」と読み、国の政治。 いさめる=目上の人に対して悪いところを言って改善するようお願いすること。 |
いわれ(歴史)と重要度史記(しき)。 重要度=☆☆☆ |
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