●弘法にも筆の誤り

読み(ひらがな)

こうぼうにも ふでのあやまり。

意味

どんなに優れた名人であっても、時には間違えることがある、ということ。

解説

「弘法」とは、弘法大師空海のことで、平安初期の三筆(さんぴつ)の一人として有名な書道家のようです。 そんな空海でさえも、筆で文字を書く時に、書き間違えることがある、ということから生まれたことわざのようです。 どんなに優れた人でも、神や仏ではありませんから、人間としての弱さのようなものを表現した言葉ではないかと思います。

重要語の意味

弘法=「こうぼう」と読み、弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)のこと。平安初期に仏教の真言宗を開いた高僧。三筆の一人。  筆=「ふで」と読み、木など棒状の先に毛を集めとがらせたものに墨などをつけて文字を書く道具。毛筆。  誤り=「あやまり」と読み、間違い(まちがい)。  名人=「めいじん」と読み、そのことに関して非常に優れているため有名である人。  三筆=「さんぴつ」と読み、日本の歴史上特に美しく優れた文字を書く3人の書道家。 弘法大師空海、嵯峨天皇(さがてんのう)、橘逸勢(たちばなのはやなり)。  書道=「しょどう」と読み、毛筆を使って美しく優れた文字を書くことを学ぶこと。  毛筆=「もうひつ」と読み、獣の毛を集め先をとがらせた筆。書道に使う筆。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆☆

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