●雨垂れ石を穿つ

読み(ひらがな)

あまだれ いしをうがつ。

意味

小さな力でも、毎日こつこつと努力すれば、いつかは、いずれかの成果が得られるというたとえ。

解説

屋根の軒下から、小さな雨のしずくが、長い間、同じ所に落ち続けると、 やがて、そこにあった石に穴があいてしまう、ということからこのように言うようです。 このたとえは、何かを学び、勉強する時にも同じことが考えられます。 毎日の1つ1つの短い時間の学習が、積み重なれば学力の向上につながっていきます。

重要語の意味

雨垂れ=「あまだれ」と読み、軒などからポツポツと落ちる雨水のしずく。  石=「いし」と読み、手で握って持てるほどの岩石。  穿つ=「うがつ」と読み、穴をあける。つきとおす。  こつこつ=あることをめだつことなく努力するようす。  努力=「どりょく」と読み、おこたることなく続けること。  成果=「せいか」と読み、あることをした後に得られる結果。  屋根=「やね」と読み、雨などをふせぐためにあるもので家の最も高い所にあるおおい。  軒=「のき」と読み、屋根の端のところ。  しずく=ポツポツとひとつずつ落ちる水。  落ちる=「おちる」と読み、高い所から下の方へ行く。  穴=「あな」と読み、ものの反対側にとどいた空間。ものの表面にできた深いくぼみ。  勉強=「べんきょう」と読み、学業にはげむこと。学習。  短い時間=「みじかいじかん」と読み、小さな時間。たとえば10分とか20分。  学習=「がくしゅう」と読み、まなびならうこと。基礎的な知識を身につけること。  積み重なる=「つみかさなる」と読み、小さなものを少しずつかさねて大きくする。  学力=「がくりょく」と読み、学習によって身についたもの。  向上=「こうじょう」と読み、前よりもよくなること。 

いわれ(歴史)と重要度

漢書・枚乗(ばいじょう)。   重要度=☆☆☆    難易度=ふつう

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