●日光を見ずして結構と言うな

読み(ひらがな)

にっこうをみずして けっこうというな。

意味

日光にある東照宮という建物の美しさを、ほめて言ったことば。

解説

日光東照宮は、山の中にある漆塗りで極彩色に飾られた権現造りの建物で、 その美しさは、「結構」というにふさわしい、ということから生まれたようです。 日光東照宮を見ないうちは結構というな、という意味で、「日光」と「結構」を 語呂合わせにした言葉のようです。徳川家康をまつる為に建てられた東照宮は、 当時、最も優れた彫刻や装飾模様を施した建物だったようです。

重要語の意味

日光=「にっこう」と読み、栃木県日光市にある日光東照宮。  日光東照宮=「にっこうとうしょうぐう」と読み、徳川家康をまつった神社。家康の遺言により東照大権現としてまつられている所。  見ずして=見ないうちは。  結構=「けっこう」と読み、あることに関して欠点を言うところがないようす。  漆塗り=「うるしぬり」と読み、漆を塗ったもの。  漆=「うるし」と読み、漆という木から作った高価な塗料。  極彩色=「ごくさいしき」と読み、日本画の技法の一つ。色が濃く細かなところまで色どりを付けたもの。  権現造り=「ごんげんづくり」と読み、平安時代に生まれた神社の建築様式。日光、久能山の東照宮。北の天満宮など。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。    重要度=☆☆☆   

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日光
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