●歳月人を待たず
読み(ひらがな)さいげつ ひとをまたず。 |
意味年や月の流れは、人の都合により止まってはくれない、ということ。 |
解説時間の流れは人が望んでも絶対に止まらないから、今という時を大切にしなさいという意味があるようです。 この言葉を書いた陶淵明(とうえんめい)の詩には、「若い時は2度とない、1日のうちで朝が2回くることがないように、 今を大切にし、やるべきことをしっかりやりなさい」というようなことが書かれているようです。 事実、誰でも今が一番若く、この瞬間から次々に年を取っていくということです。また、若くて楽しい時は、 2度とないから楽しめる時に楽しんでおきなさいという意味もあるようです。 |
重要語の意味歳月=「さいげつ」と読み、年と月。月と日。時間の流れ。 人=人間。 待たず=「またず」と読み、待たない。 待つ=「まつ」と読み、相手などの都合や望みによりとどまること。事情によって止まること。 都合=「つごう」と読み、事の成り行き上必要となったこと。個人などの望み。 陶淵明=「とうえんめい」と読み、中国の詩人。41歳のとき故郷に戻り隠棲し「帰去来辞(ききょらいのじ)」などの 名文を残した人。[365-427]。 |
いわれ(歴史)と重要度陶淵明雑詩(とうえんめいざっし)。 重要度=☆☆☆ |
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