●馬鹿に付ける薬はない
読み(ひらがな)ばかにつける くすりはない。 |
意味考えが足りなく、愚かな人は、どうやっても、救いようがない、ということ。 |
解説病気などは、薬をつければ、治るかもしれませんが、考えが浅かったり、分別のつかない人には、 付けてやる薬がないので、どうする事もできないという意味のようです。 この句の、いろはがるたでは、「阿呆(あほう)に付ける薬はない」と言うようで、ほぼ同じ意味です。 この句は、あまりにも飾り気がなく、ひょうきんな言葉の表現が、少しきつく感じるかもしれませんが、 冗談半分で、その人の間違いなどを、気にかけて、しかる意味があるようです。 愚かな人に、つける薬はないけれど、自身が心を改めて、学問を習おうとする気持ちさえあれば、 愚かさを治すことができるという意味もあるようです。 |
重要語の意味馬鹿=「ばか」と読み、世間の常識や物事のすじみちをよく理解していない人。 愚か者。 薬=「くすり」と読み、病気やけがなどが起こったとき、飲んだり、傷口へ 付けたりするもの。 阿呆=「あほう」と読み、おろかなこと。考えや分別が足りないようす。 分別=「ふんべつ」と読み、外の世界を見たり聞いたりして、心で考えること。 善悪や道理を区別したり、考えたりする心のはたらき。 |
いわれ(歴史)と重要度大阪(中京)いろはがるた。 論語・陽貨(ようか)の3。 重要度=☆☆☆ 超古風。 |
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