●正法に不思議なし
読み(ひらがな)しょうぼうに ふしぎなし。 |
意味正しい教えには、不思議なことは、なにもない、ということ。 |
解説このことわざは仏教に関するもののようですが、宗教などで、不思議な、ごりやくや恩恵があるとすれば、 その教えは、邪教であるということのようです。 また、「正法に奇特なし(しょうぼうにきどくなし)」とも言うようです。仏教は、 心の持ち方の教えであり、不思議な力によって人を良くしようとするものでは ないということと思われます。 |
重要語の意味正法=「しょうぼう」と読み、@釈迦が説いた正しい教えとしての仏法。 A釈迦入滅後の千年間。「しょうほう」とも読む。 不思議=「ふしぎ」と読み、何故そのようになるのか、 その理由がはっきりしないこと。あやしいこと。 宗教=「しゅうきょう」と読み、目に見えない何かを神聖なものとして、 敬ったり信じたりして、心の平安を得ようとするもの。仏教。神道。儒教など。 邪教=「じゃきょう」と読み、人の心をだましたり、考えを混乱させたりする 不正な宗教。 奇特=「きどく」と読み、ふしぎなしるし。霊験。 「きとく」とも読む。 霊験=「れいげん」と読み、神仏などの不思議なしるし。 |
いわれ(歴史)と重要度本朝俚諺(ほんちょうりげん)。 重要度=☆☆☆ |
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