●人を呪わば穴二つ
読み(ひらがな)ひとをのろわば あなふたつ。 |
意味他人を怨み、その人の不幸を願い害を与えようとすれば、やがて自分も害を受け、いやな思いをしなければならない、というたとえ。 |
解説少し恐ろしい話ですが、もし、他人を呪い殺そうとすれば、その怨みの報いとして、 今度は自分の命が危なくなり、相手と自分の為の2つの墓穴が必要になるということから生まれたようです。 他人を怨み悪いことを考えるのを戒める意味があるようです。英語のことわざには、 「Curses come home to roots.」(呪いはねぐらに帰る)というのがあるようです。 |
重要語の意味人=他人。 呪わば=呪うならば。 呪う=「のろう」と読み、@怨みを感じる人に悪いことが起きるようにと神仏に祈ること。 A怨みを感じる人に悪いことが起きるようにと心の中で願うこと。 穴=「あな」と読み、墓穴。 墓穴=「はかあな」と読み、死んだ人やその骨などを埋めるための穴。ぼけつ。 怨み=「うらみ」と読み、他人の行為を受けて、いやだ、嫌いだと思い相手をにくむこと。 害=「がい」と読み、悪いことをしたり邪魔をしたりすること。 報い=「むくい」と読み、悪いことをした結果として自分の身にも悪いことが起こること。 |
いわれ(歴史)と重要度伊勢物語。 重要度=☆☆☆ |
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