●釈迦に説法

読み(ひらがな)

しゃかに せっぽう。

意味

知識のない人が、全てのことをよく知りつくしている人に対して、ものを教えようとする愚かさ、のたとえ。

解説

仏教に詳しくない普通の人が、仏法を考えだし広めた、お釈迦さんに対して、その仏法を説こうとすることから 生まれたことわざのようです。また、この言葉の後ろに、「孔子に悟道(こうしにごどう)」と続けて 言う場合もあるようです。孔子に悟道の意味は、「儒教の聖人に対して仁の道とは何かを教える」 ということかと思います。いずれの場合も聖人に対して教えを説いて聞かせようとする、ずうずうしさを言っているようです。

重要語の意味

釈迦=「しゃか」と読み、仏教の開祖、紀元前500年頃、人生の真理を悟り仏法として世の中に広めた聖人。  説法=「せっぽう」と読み、仏法や仏教を説いて聞かせること。  仏法=「ぶっぽう」と読み、釈迦の悟った真理にもとづくさまざまな教え。  愚かさ=「おろかさ」と読み、考えや見識が足りないこと。  孔子=「こうし」と読み、儒教の祖、紀元前500年頃、人が正しく生きるべき道を説いた聖人。  悟道=「ごどう」と読み、道理を悟ること。 

いわれ(歴史)と重要度

近松門左衛門の「薩摩歌」。    重要度=☆☆☆   

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釈迦
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