●背に腹は代えられぬ

読み(ひらがな)

せにはらは かえられぬ。

意味

直面している重大な問題を解決するためには、他のことを犠牲にしても、 そうする以外に、他にやりようがないということのたとえ。

解説

背中を守るために、腹のほうを犠牲にすることはできないので、むしろ背中のほうを、 犠牲にするしかないという意味から生まれた句。腹=自分、背中=他人とも考えられ、 どうしようもなく、なって、追いつめられた時には、他人のことを考える余裕がない場合の たとえにも用いられるようです。「背中に腹は替えられぬ」ともいうようです。

重要語の意味

背=胸と腹の付近までの反対側。後ろの首から尻のあたりまで。背中。  腹=胸から腰のあたりの前の部分。内臓があり特に大切な部分。胃腸。  代えられぬ=あるものを別のものにおきかえることはできない。

いわれ(歴史)と重要度

江戸いろはがるた。狂言の一つ、武悪(ぶあく)。   重要度=☆☆☆

スポンサードリンク



[01]