●濡れ衣を着る
読み(ひらがな)ぬれぎぬを きる。 |
意味自分は、何も悪いことをしていないのに、罪人あつかいされることのたとえ。 又、全く根拠のない悪いうわさを立てられることのたとえ。 |
解説濡れ衣は、濡れた着物を意味していますが、それが、なぜ、「身に覚えのない罪や、悪いうわさ」と いう意味になったのか、よく分かりませんが、この言葉は、平安時代初期の 「伊勢物語」の中で、使われているようですので、男女の色事と何か関係があるのかもしれません。 又、「濡れ衣を着せる」という表現もあるようで、これは、他人に対して、無実の罪や、悪いうわさを 負わせるという、ことのようです。 |
重要語の意味濡れ衣=「ねれぎぬ」と読み、濡れた着物、自分では、何も悪いことを していないのに、罪を負わされたり、悪いうわさを立てられること。 根拠=「こんきょ」と読み、考え方や言葉などの基本となる理由。 色事=男と女の恋愛に関する、おこない。 負う=他人から悪いことなどを受ける。(良いことを受けるには使わない)。 |
いわれ(歴史)と重要度伊勢物語・第61段。 重要度=☆☆☆ |
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