●勝って兜の緒を締めよ
読み(ひらがな)かってかぶとの おをしめよ。 |
意味戦いに勝っても、安心して気をゆるめず、気持ちを引き締めてやれという戒めの言葉。 又、言いかえると、仕事などの物事が、思うように進んでいる時にも、引き続き、 注意してやってゆけという戒め。 |
解説兜は、昔、武士が、戦いのときに使った、頭にかぶる防護用のかぶりもので、 戦いに勝ち終わっても、兜を脱ぐことなく、兜の緒を締めなおして、用心深く、 気を引き締めていろといういましめから生まれた句のようです。 |
重要語の意味兜=「かぶと」と読み、昔、武士が、戦いのときに頭にかぶった保護用の帽子のようなもの。 鉄で作られ、頭から落ちないように、あごのあたりで、しばる為のひも(緒)が付いている。 緒=「お」と読み、兜に付いている細長いひも、これをあごのあたりで、しばって兜を固定する。 締める=ひもなどを、結んで、ゆるまないようにすること。気持ちのゆるみを正す。 |
いわれ(歴史)と重要度荀子(じゅんし)、儒効編(じゅこうへん)。 易経(えききょう)、繋辞下伝(けいじかでん)。 小牧御陣記。 重要度=☆☆☆ |
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