●名は体を表す
読み(ひらがな)なは たいを あらわす。 |
意味人や物の名前は、それが持つ本質を上手に言い表している場合が多い、ということ。 |
解説人や物の名前は普通に考えれば、関係がないと思われがちですが、「名は体を表す」のような 場合が多いということで、特に物の名前のことを言っているのではないかと思います。 長い歴史の中で、呼ばれてきた物の名前は、そのものの実際のようすなどを上手に言い表している ものが多いということで、人の名前などもそのことに当てはまる場合もあるということではないかと思われます。 また、人の記憶の中で、長い習慣とともに、そのものの性質と名前が無意識のうちに結びついてしまうという意味も あるのではないかと思います。また、このことわざは、「名詮自性(みょうせんじしょう)」と同じ意味で、 「物の名前はそれ自身が持っている性質を表す」という意味のようです。 |
重要語の意味名=「な」と読み、名前、名称、物や人を示す時に使う言葉。 体=「たい」と読み、@かたち、すがた、外から見た様子。A物事の本質。 表す=「あらわす」と読み、いずれかのことを外に見えるようにする。 本質=「ほんしつ」と読み、本当の一番大切な性質。 上手=「じょうず」と読み、巧みなようす。 記憶=「きおく」と読み、過去の経験が積み重なって脳の中に言葉などが残されること。 習慣=「しゅうかん」と読み、日常の動作や行い。 無意識=「むいしき」と読み、気がつかないこと。 |
いわれ(歴史)と重要度不明。(名詮自性は成唯識論(じょうゆいしきろん)に載っている言葉) 重要度=☆☆☆ |
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