●後足で砂をかける

読み(ひらがな)

あとあしで すなをかける。

意味

恩を受けた人のことを忘れ、さらに迷惑をかけることのたとえ。

解説

このことわざは、犬や馬が走ってかけ出す時、後のことを何も考えずに、土や砂を蹴散(けち)らして、あたりを汚し、迷惑をかけて 去ってい行くようすから生まれたもののようです。世話になって恩返しをしなければならないような人を離れて行く時、その恩を 忘れるだけでなく、さらにその人を裏切って迷惑をかけることのようです。「砂をかける」と「迷惑をかける」の、「かける」の 語呂合わせの意味もあるのかもしれません。

重要語の意味

後足=「あとあし」と読み、うしろの足。  砂=「すな」と読み、小さなつぶ、軽くてさらさらしているのですぐに舞い上がる。  かける=(砂などを)ふりかける。  恩=「おん」と読み、他人から助けられたりして世話になること。  迷惑=「めいわく」と読み、他人のしたことが原因で、いやな思いをすること。  蹴散らす=「けちらす」と読み、足をけって砂などを、ちらかすこと。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。    重要度=☆☆☆   

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