●断腸の思い
読み(ひらがな)だんちょうの おもい。 |
意味はらわたが、ちぎれる程のつらい悲しみ。また、悲しくて耐えるのが難しい思いのこと。 |
解説このことわざは、次のような故事がもとになっているようです。 「昔、中国で、大きな谷の下を流れる揚子江という川を、船で旅をしていた時、子猿をつかまえて船に乗せました。 すると母親の猿がその船をどこまでも追いかけ、最後に船の中に飛び込んで息絶えてしまいました。その時に 母猿の腹を切り開いてみたら、腸が、ずたずたにちぎれていた。」という故事です。また、この句は、単に「断腸」とも言います。 |
重要語の意味断腸=「だんちょう」と読み、はらわたがちぎれるほどの深い悲しみのこと。 思い=「おもい」と読み、経験して心に感じること。 はらわた=大腸と小腸のこと。腸全体のこと。 ちぎれる=切れ切れになる。 子猿=「こざる」と読み、猿の子供。 母猿=「ははざる」と読み、母親の猿。 ずたずた=小さく切れ切れになった様子。 |
いわれ(歴史)と重要度世説新語(せせつしんご)。 重要度=☆☆☆ |
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