●無い袖は振れぬ
読み(ひらがな)ないそでは ふれぬ。 |
意味実際にないものは、出したくても出すことができないので、どうすることもできない、ということ。 |
解説このことわざは、よく、お金が欲しいと求められた時、頼まれた側のお金を出す人が、お金を出せないような場合に使うことが多いようです。 着物の袖のたもとには財布を入れる場合があり、袖にたもとのない着物では、財布を入れるところがないからお金がない、ということを表しているようです。 つまり、たもとのない和服では、たもとを振りたくても振ることができない、ということから、お金がないことを間接的に表現した言葉のようです。 |
重要語の意味無い=「ない」と読み、持っていない。 袖=「そで」と読み、和服のたもと。(服の腕の部分)。 たもと=和服の袖の下にさげるように付けたふくろの部分。 振れぬ=「ふれぬ」と読み、触れない。振ることができない。 振る=「ふる」と読み、たれさがったものなどを前後または左右に動かす。 実際=「じっさい」と読み、現実のままの本当のこと。 着物=「きもの」と読み、和服。 和服=「わふく」と読み、きもの。日本独自の体を覆う着るもの。 財布=「さいふ」と読み、お金を入れる小さな入れ物。 |
いわれ(歴史)と重要度ありべかかり。 重要度=☆☆☆ |
スポンサードリンク