●名を捨てて実を取る

読み(ひらがな)

なをすてて じつをとる。

意味

名誉や名声を、得るより、実際の内容や、よい結果を作り出すほうが、よいということ。

解説

世の中で、よく知られたり、評判がよくなっても、何の利益にも、ならないから、 本当によいものや、よい結果を作り出すようにすることが、大切であるということを、 言っているのではないかと思います。名声というものは、得ようとするものではなく、 実力さえあれば、後からついてくるものである、という事を言っていると思われます。 別の言い方として、「名を取るより得を取れ(なをとるよりとくをとれ)」と、言うようです。

重要語の意味

名=世の中によく知られ、良いものであると認められている名前。名誉、名声。  捨てる=必要がないものとして、そのまま放っておく。一切気にせず、手をつけない。  実=「じつ」と読み、@実際の内容。Aまごころ。B実際のよい結果。C真実。  取る=選び出し、それを使って、何かを作り出す。  名誉=「めいよ」と読み、世の中の人々から、優れていると評価されること。  名声=「めいせい」と読み、世間の人々が持っている関心事。評判がよいこと。ほまれ。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆☆

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