●大事は小事より起こる

読み(ひらがな)

だいじは しょうじより おこる。

意味

大きな事件や問題は、必ず、取るに足らない、小さなことが、原因で起こる、といういましめ。

解説

仕事などで、自分の知っている、とても小さな問題を、そのままに、放っておくと、 知らない間に、そのことがきっかけとなり、とても重大な問題を引き起こしてしまう、 ということのようです。小さなことだと思って、見過ごしてしまうと、とんでもない、 重大なことを起こしてしまうということは、確かにあると思います。このことわざは、 中国の古典、老子の中に出てくる言葉のようです。「老子」の中では、 「大事は必ず細より作る(だいじはかならずさいよりおこる)」と、書かれています。

重要語の意味

大事=重大で、大変な出来事。重大な問題。  小事=気にも止まらない、些細(ささい)なこと。  起こる=あること(出来事)が、はじまる。事件などがおこる。 

いわれ(歴史)と重要度

老子・第六十三章。   重要度=☆☆☆   

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本の紹介

大事
[01]

【道教の老子】