●綸言汗の如し
読み(ひらがな)りんげん あせのごとし。 |
意味国を治める最高の地位の者は、一度出した言葉を、取り消すことが、できないということ。 |
解説君主が命令を出す場合には、慎重にしなければならいという事を言っているようです。 君主が、一度出した命令は取り消すことができないので、取り消すような命令は出すべきでは ないということです。発言した言葉を、汗にたとえて言っています。1度、体から出た汗は、2度と体には 戻れないので、それと同じように、君主の出した命令は取り消すことができないという意味から生まれたようです。 本来は、君主のための言葉ですが、組織などで、上の立場にいる人にも、参考になる言葉ではないかと思います。 |
重要語の意味綸言=「りんげん」と読み、君主が下の者へ出すことば。君主の号令。 綸は「太い糸」という意味がある。 汗=体の体温を調節する為などに、皮膚から、体の外へ出る液体。 如し=「ごとし」と読み、前の文章を説明する言葉、「、、、と同じである」 という意味。 君主=「くんしゅ」と読み、国を治める最高の地位の人。天子。 |
いわれ(歴史)と重要度漢書(かんじょ)、劉向伝(りゅうこうでん)。 平家物語。 京都いろはがるた。 重要度=☆☆☆ |
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