●男は敷居を跨げば七人の敵あり
読み(ひらがな)おとこは しきいをまたげば しちにんの てきあり。 |
意味男が家を出て、世の中で仕事や活動をする時には、必ずたくさんの競争相手や敵がいるということを、 心得ていなさい、ということ。 |
解説男が玄関の敷居をまたいで、家を出たならば、そこには、競争相手となる7人の敵がいる、ということから生まれたことわざのようです。 男が世の中をわたってゆく場合、人と人とのつき合いは、いろいろと難しいところがあり、苦労が多いという ことのようです。「男子家を出ずれば七人の敵あり(だんしいえをいずればしちにんのてきあり)」とも言います。 |
重要語の意味男=「おとこ」と読み、男性。女性でない人。 敷居=「しきい」と読み、日本の家で部屋を区切って出入りするためにある引き戸をささえる下の横に長い木。 この場合は家の出入り口にある引き戸の下の横木。 跨ぐ=「またぐ」と読み、足を開いてあるものをのりこえる。 七人=7人。 敵=「てき」と読み、競争する相手。自分にとって不都合な人。 引き戸=「ひきど」と読み、敷居の上に立て左右に滑らせる戸、上部には鴨居という支えがある。 心得る=「こころえる」と読み、承知する。用心する。 |
いわれ(歴史)と重要度浄瑠璃、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)。 重要度=☆☆☆ 超古風 |
スポンサードリンク