●流れに棹さす
読み(ひらがな)ながれに さおさす。 |
意味都合のいいことが重なり、物事が順調に運ぶこと、のたとえ。 |
解説ものごとの成り行きが、いい方向に重なって起こったため、ものごとが調子よく進んで行く、ということのようです。 船が進む時、水の流れに乗った速さに加えて、棹で水の底をついて、さらに、船の速さが早くなることから生まれたことわざのようです。 逆の意味にとるのは間違いのようです。「流れに棹」とも言います。 |
重要語の意味流れ=「ながれ」と読み、ながれること。 流れる=水の高い所から低い方へ流れるちからによって動いて行く。 棹=「さお」と読み、水の底などに押しつけて船を進ませる長い棒のようなもの。 さす=船の上で水の表面から水の底に向かって長い棒(棹)を突き入れる。 物事=「ものごと」と読み、物と事。現実に起こるさまざまなこと。 都合=「つごう」と読み、まわりとの関わりにおける物事のなりゆき。 重なる=「かさなる」と読み、あることに同じようなことがさらに加わる。 順調=「じゅんちょう」と読み、物事が調子よく進むこと。 運ぶ=「はこぶ」と読み、物事を進める。 |
いわれ(歴史)と重要度南北朝時代に書かれた軍記物、太平記(たいへいき)。 重要度=☆☆☆ |
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