●因果応報
読み(ひらがな)いんが おうほう |
意味よい行いをした人には、よい報いがあり、悪い行いをした人には、悪い報いがあるということ。 |
解説原因となる行いによって結果が生まれ、原因としての行いの善し悪しに応じて報いがあらわれるということのようです。 現在の報いとしてあらわれる原因には、生まれる前の祖先の業、自分が過去に起こした業が考えられるのではないかと思います。 業(ごう)とは、行為のことで、その原因にあるのが五感から生まれる心の作用ではないかと考えられます。 また、現在の行為が原因となり、将来にその結果としての報いがあらわれる、ということでもあるようです。 この四字熟語は、もともと仏教の言葉で、今では悪い事をすると悪い結果があらわれるという場合に使われることが多いようです。 また、この因果応報の考え方は、インドでは古くからあり紀元前8世紀ごろからあった考え方のようです。 |
重要語の意味因果=「いんが」と読み、原因と結果。原因となるものを行為とし、その行為によって結果があらわれること。 応報=「おうほう」と読み、過去に生じた行いに応じてあらわれる苦と楽の報い。 行い=「おこない」と読み、おこなうこと。 報い=「むくい」と読み、よい行いや悪い行いをした結果として自分の身に受ける苦楽。 業=「ごう」と読み、行為。行い。(五感によって生じる感情の作用) カルマ。 五感=「ごかん」と読み、見る、聞く、においを嗅ぐ、舌で味を感じる、感触、の5つ。感覚の総称。 |
いわれ(歴史)と重要度日本霊異記。 法句経1と2と314。 大慈恩寺三蔵法師伝・七。 修証義・総序・第四節。 重要度=☆☆☆ |
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