●一朝一夕

読み(ひらがな)

いっちょう いっせき

意味

とても短い時間や、期間のたとえ。

解説

ひと朝、ひと晩という非常に短い時間を意味し、下に打ち消しのことばをつけて用いることが多いようです。 易経の中では、「今の禍福は、一朝一夕の短い期間で完成するのではなく、善または悪を長い年月かけて積み重ねた 結果として生じている」、ということを説明するために用いられているようです。

重要語の意味

一朝=「いっちょう」と読み、@ひとつの朝。Aわずかな時間。  一夕=「いっせき」と読み、ひとつの晩。  短い=「みじかい」と読み、ある時点から次の時点までのあいだが小さい。  時点=「じてん」と読み、時の流れのあるひとつの点。  時間=「じかん」と読み、ある時刻から次の時刻までのあいだ。  期間=「きかん」と読み、ある時期から次の時期までのあいだ。  打ち消し=「うちけし」と読み、そうではないということ。  易経=「えききょう」と読み、陰と陽の組み合わせで占いの結果を記した中国の古い書物。  禍福=「かふく」と読み、わざわいとしあわせ。 

いわれ(歴史)と重要度

易経(えききょう)・坤(こん)・文言伝。   重要度=☆☆☆

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一朝一夕

【儒教の易経】