●岡目八目
読み(ひらがな)おかめ はちもく |
意味当事者よりも、第三者のほうが、その状況や利害関係を正しく判断できる、というたとえ。 |
解説あることを実際にやっている人よりも、それに関係していない人のほうが、そこで変化している物事の ようすを正しく見ることができ、どれを選べば得であるか損であるかを知ることができるということのようです。 この四字熟語は、囲碁から出たことばで、実際に囲碁を打っている人よりも、その傍(そば)で見ている人 のほうが、石を8つ置く先のところまで、見えてしまうということから生まれたことばのようです。 当事者の勝ちたい、成功したいなどの気持ちが大きいと、心が乱れ、物事を正しく判断できないけれど、 勝負に関係のない人は、心が落ち着いているため正しい判断ができる、ということではないかと思います。 |
重要語の意味岡目=「おかめ」と読み、他人のしていることをその傍(そば)から見ること。 八目=「はちもく」と読み、囲碁で8個の石を置くこと。8つ先までの囲碁の手。 岡=おか。山の背。「傍」とも書く。 傍=「そば」と読み、かたわら。わき。 目=囲碁で碁石の数をかぞえる時に使うことば。 当事者=「とうじしゃ」と読み、ある事を実際にやっている人。 第三者=「だいさんしゃ」と読み、関係のない人。 状況=「じょうきょう」と読み、変化している物事のその時のようす。 利害関係=「りがいかんけい」と読み、得であるか損であるかの関わり方。 判断=「はんだん」と読み、物事がどのようであるのかを知ること。 囲碁=「いご」と読み、平たい板に縦横の線を引いてその線の交わる所に石を置いて勝ち負けを決めるゲーム。 |
いわれ(歴史)と重要度近松門左衛門の浄瑠璃、碁盤太平記(ごばんたいへいき)。 唐書(とうじょ)。 重要度=☆☆☆ |
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