●後生大事
読み(ひらがな)ごしょう だいじ |
意味あるものを、宝物のように大切に持ち続けていること。 |
解説この四字熟語には、2つの意味があり、ひとつは、物を大切に持っていることを悪く言って、 人をからかう時に使い、もうひとつは、死んだ後に極楽に生まれるためには、 今、生きている間に、仏の教えを信じ、善いことを行うことが大切である、ということのようです。 極楽に生まれることを願って善行を積むという意味の場合は、「後生が大事」、または、「後生を大事」 と使い、もとは仏教の言葉のようです。また、古い考え方では、物事に対して、ただ誠実を貫いている意味にも使われるようです。 |
重要語の意味後生=「ごしょう」と読み、@死後に生まれ変わって幸せになること。A死んだ後の世界。来世。 大事=「だいじ」と読み、大切なこと。重要であること。 からかう=冗談を言ったりしてある人をもてあそんだり、いじめたりすること。 極楽=「ごくらく」と読み、全てが満たされ平和で苦しみのない世界。極楽浄土。安楽な世界。 仏の教え=「ほとけのおしえ」と読み、ブッダの説いた幸せを得るための教え。人間の苦悩を解決するための方法が説かれている。仏教。 善行を積む=「ぜんこうをつむ」と読み、よいおこないをくりかえしすること。 誠実を貫く=「せいじつをつらぬく」と読み、うそを言わず、まじめな態度を死ぬまで続けること。 |
いわれ(歴史)と重要度「後生」という語は、法華経の薬草喩品に出てくる。 狂言「路蓮坊主」。 重要度=☆☆☆ |
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