●念念生滅
読み(ひらがな)ねんねん しょうめつ |
意味すべてのものは、刹那ごとに変化を繰り返し、とどまることがない、ということ。 |
解説人の体を含め、すべてのものは、非常に短い時間で、生まれては消え、また、生まれては消えるということを 止まることなく繰り返している、ということのようです。念のもとの意味は、人の心の中の意識が、 常に変化しているという認識から生まれたことばで、時間をあらわす言葉である、「一瞬一瞬」と同じ意味があるようです。 つまり、すべてのものは、一瞬一瞬に変化し続けている、という意味の仏教のことばのようです。 参考のため書き加えますと、テレビの画面は、画像が動いています。この画像の動きは、常に画面の絵が変化しているので、 絵が動いているように見え、画面の絵が切り替わる速さは、1秒間に、30回のようです。 しかし普通は、テレビの画面が変化している回数を意識することなく、テレビを見ていると思います。 また、さらに考えた事がありますので書いておきます。物質を小さく分解すると、分子から原子というものにたどりつくようです。 この原子は、原子核と電子から成り立っていて、電子は、常に原子核のまわりを動いているということはよく知られています。 つまり、人の目で直接見ることのできない非常に小さな世界で、物質を見ると、すべてのものは、常に変化しているということと思います。 |
重要語の意味念念=「ねんねん」と読み、非常に短い時間。刹那。一瞬一瞬。 念=@思いや考え。心の中で何かを意識し思うこと。Aいつも心に思って忘れないこと。 生滅=「しょうめつ」と読み、生まれることと死ぬこと。生まれたり消えたりすること。 刹那=「せつな」と読み、人が認識できる最も短い時間。一説に1秒間を75個に分けたくらいの長さ=約13[msec]。 変化=「へんか」と読み、動いて変わること。かわること。 とどまる=変わらないで動かない。とまっている。 意識=「いしき」と読み、あることをしている時に自分がどのような状態にあるのかに気がついている心。 認識=「にんしき」と読み、物事を理解して何であるのかを認める心の働き。 一瞬=「いっしゅん」と読み、時間を示す言葉で、ほんのわずかな時間。 テレビ=画像のデータを電気信号に変え電波で送信し、その電波を受け取り、送信された画像のデータを再現させる装置 (テレビ動画における画面表示速度は1秒間に30回=約33[msec])。テレビジョン。 msec=ミリ秒。千分の1秒。 切り替わる=「きりかわる」と読み、今のものが消えて別のものになる。 物質=「ぶっしつ」と読み、この世に存在するもの。分子がたくさん集まったもの。 分子=「ぶんし」と読み、同じ又は異なる種類の原子がたくさんくっついてできているもの。 原子=「げんし」と読み、原子核と電子からできているとても小さなもの。大きさ約10−7ミリメートル。原子だけを取り出すことはできないらしい。 原子核=「げんしかく」と読み、陽子と中性子及び中間子からできているとても小さなもの。 電子=「でんし」と読み、原子核のまわりを飛び回っていると考えられているマイナスの電気をおびたとても小さなもの。 この素粒子の位置と運動量を確定することが難しいため、つぶとなみの性質をもつと考えられている。 素粒子=「そりゅうし」と読み、これ以上分解できないと考えられているもの。電子、レプトン、クオークなど。 |
いわれ(歴史)と重要度無量義経(法華経の開経)。 大乗起信論。 徒然草。 正法眼蔵随聞記。 重要度=☆☆ |
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