●海千山千

読み(ひらがな)

うみせん やません

意味

長い年月に、いろいろなことを経験したため、世の中の裏も表も知って悪賢くなった人。

解説

長い間、生きて、普通のことも普通でないことも見たり聞いたりしたため、表にあらわれることや、その裏がわにかくれて見えない ことを知りつくしているので、悪いことに知恵が働き、思うように扱えない人のことを、たとえているようです。 海と山に、1000年間、住み続けた蛇は、竜になるという言い伝えから生まれた四字熟語で、「海に千年山に千年(うみにせんねんやまにせんねん)」 とも言うようです。蛇は普通、陸の上に住むけれど、長い間、海に住むということは、よほど普通と違う生き方をしたという意味が含まれている のではないかと思います。

重要語の意味

海=「うみ」と読み、塩を含んだ水があり広くて深いところ。  千=「せん」と読み、1000年間。  山=「やま」と読み、平地でなく高くなっているところ。  年月=「としつき」と読み、長い時間。  経験=「けいけん」と読み、実際に体を使って見たり聞いたりしたことやそこから知ったこと。  裏=「うら」と読み、おもてにあらわれないこと。かくれていること。  表=「おもて」と読み、おもてにあらわれること。  悪賢い=「わるがしこい」と読み、悪いことに知恵が働く。  知恵が働く=「ちえがはたらく」と読み、上手に考えやってしまう。  扱う=「あつかう」と読み、うごかす。使いこなす。  蛇=「へび」と読み、は虫類のひとつ。円筒形の体をくねらせて動く動物。ほとんどのものが陸に住む。  竜=「りゅう」と読み、想像上の動物。蛇と同じような形をして4本の足を持ち、海やみずうみに住む。強い力がある動物。  陸=「りく」と読み、海の中でないところ。土のあるところ。 

いわれ(歴史)と重要度

諸芸袖日記。   重要度=☆☆☆

スポンサードリンク

海千山千


.