●五里霧中
読み(ひらがな)ごりむ ちゅう |
意味まわりのことが全く見えないため、どうしたらいいのかわからなく、困ってしまうこと。 |
解説東西南北の四方が、五里(約20キロメートル)にわたって遠くまで霧が立ちこめて、全くまわりの様子が 見えないので、このように表現するようです。物事の今の状態が全くつかめず、先の見込みが立たない状態 を言うようです。この四字熟語は、中国の後漢の張楷(ちょうかい)という人が、道術によって、約20キロ四方 にわたり霧を発生させ、人を迷わせたという故事から生まれた言葉のようです。「五里霧の中(ごりむのなか)」という意味のようです。 |
重要語の意味五里=「ごり」と読み、約19キロメートル。(一里=3.93キロメートル。 3.93×5=19.65)。 霧=「む」と読み、きり。地上などに水の細かい粒が空中に漂い白くなって先の方がよく見えなくなるもの。 中=「ちゅう」と読み、そのなか。その中心。この場合は「霧のなか」。 四方=「しほう」と読み、東西南北のすべての方角。あるものの周りのすべて。 立ちこめる=あたり一面にすきまなく全体を包み込む。 見込み=「みこみ」と読み、@予想。A将来の可能性。 道術=「どうじゅつ」と読み、道教で行う不思議なわざ。仙人が行う術。 |
いわれ(歴史)と重要度後漢書・張楷(ちょうかい)。 重要度=☆☆☆ |
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