●大器晩成
読み(ひらがな)たいき ばんせい |
意味大きな人物は、(若い時ではなく)、遅れて、優れた才能をあらわす、ということ。 |
解説本当に偉大な人物は、心を落ち着かせ物事を深く理解しようとするので、ゆっくりとその人格が出来上がってゆきます。そのため、若い時はあまり目立たないが、 年をとってから、その才能があらわれてくる、ということのようです。大器とは、大きな鐘(かね)やかなえのようなもので、 これを作るのには、長い時間がかかるので、このように表現するようです。この四字熟語は、老子という書物にのっている言葉です。 |
重要語の意味大器=「たいき」と読み、@優れた才能。大人物。A鐘。かなえ。 大=「たい」と読み、大きいこと。 器=「き」と読み、うつわ。器量。才能。才器。人物。 晩成=「ばんせい」と読み、年をとってから成功すること。 晩=「ばん」と読み、@おそい。A老年。 成=「せい」と読み、できあがる。なしとげる。一人前になる。 人物=「じんぶつ」と読み、優れた能力のある人。 鐘=「かね」と読み、つりがね。お寺などにつるしてある大きなかね。 かなえ=古代の中国でお湯を沸かすのに使った大きな入れ物。 器量=「きりょう」と読み、優れた能力。 才器=「さいき」と読み、才知と器量。 |
いわれ(歴史)と重要度老子・四十一章。 重要度=☆☆☆ |
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