●権謀術数

読み(ひらがな)

けんぼう じゅっすう

意味

巧みに、人を欺(あざむ)く、はかりごと。

解説

じょうずに人をだまして、その時の状況などを目的通りに動かしてしまうことのようです。 時と場合に合わせて、はかりごとをしたり、また、細かい方法まで計画をし、人を欺くことと思います。 人をだまして、目的を成功させようとするのですから、道徳的には決してよくない方法です。

重要語の意味

権謀=「けんぼう」と読み、臨機応変の謀略。時と場合に応じたはかりごと。とっさのはかりごと。  術数=「じゅっすう」と読み、策略。はかりごと。細かい方法まで考え抜いた計画。  権=おもり。はかる。まにあわせ。  謀=はかりごと。計画。たくらみ。  術=方法。てだて。わざ。はかりごと。  数=方法。たびたび。こまかい。  巧み=「たくみ」と読み、じょうずに。うまく。  欺く=「あざむく」と読み、だます。いつわる。うそを言う。  はかりごと=人に知られないようにしたいろいろな方法。  状況=「じょうきょう」と読み、変化している物事のその時のようす。  目的=「もくてき」と読み、もとめるもの。  通り=「どおり」と読み、同じであること。  細かい=「こまかい」と読み、内容や項目などがくわしい。手順の一つ一つがはっきりしている。  計画=「けいかく」と読み、物事を進めるための考えや手順。  成功=「せいこう」と読み、計画などが思うようになること。  道徳的=「どうとくてき」と読み、道徳にあっているようす。  道徳=「どうとく」と読み、人々が安心して生活できるよう社会の秩序を守ること。  策略=「さくりゃく」と読み、相手を巧みにあやつるためのはかりごと。 

いわれ(歴史)と重要度

朱熹の大学章句序。    菜根譚・前集四。   重要度=☆☆       難易度=ふつう

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権謀術数