●冠婚葬祭

読み(ひらがな)

かんこん そうさい

意味

元服、婚礼、葬儀、祖先の祭礼の四つの儀式。

解説

「冠」は、昔の人が成人になった時、かんむりをつけて祝ったことで、今の成人式に当たります。 「婚」は、男女が結婚したことを祝う儀式です。「葬」は、亡くなった方(かた)をほうむる儀式です。 「祭」は、よく理解できていませんが、祖先を祭る儀式なので、神社などで行われる「おまつり」などが、 これに当たると思います。また、「祭」は、祖先の祭礼とありますので、仏壇や神棚に手を合わせることも 含まれると思います。 この四字熟語は、人が生まれ成人して、結婚し年をとって死をむかえ、最後に祖霊として祭られるまでのことを 年齢の若い順に並べた言葉のように感じます。どれも慶弔に関係する儀式です。

重要語の意味

冠=かんむりをつける。成年になる。  婚=夫婦になる。よめとり。結婚。  葬=ほうむる。死体を土の中におさめる。  祭=まつる。神をまつる。  元服=「げんぷく」と読み、公家や武家の男子が成人になる時に祝う儀式。  婚礼=「こんれい」と読み、結婚の儀式。結婚式。男女が結婚したことを祝う儀式。  葬儀=「そうぎ」と読み、死んだ人をほうむる儀式。そうしき。  祖先=「そせん」と読み、@家系の初めの人。A家系の先代までの人。  祭礼=「さいれい」と読み、神社などの祭りの儀式。  儀式=「ぎしき」と読み、慶弔の時に行う礼儀や作法。  成人=「せいじん」と読み、成長して社会的に大人として認められること。  かんむり=頭にかぶるもの。  結婚=「けっこん」と読み、男と女が結ばれて夫婦になること。  亡くなる=「なくなる」と読み、死ぬ。  方=「かた」と読み、人。  ほうむる=死んだ人の骨などを土の中やお墓などにおさめる。  祭る=「まつる」と読み、@神や仏をあがめる。A祖先などをなぐさめる。  神社=「じんじゃ」と読み、神様を祭ってある建物(たてもの)。  当たる=「あたる」と読み、相当する。  仏壇=「ぶつだん」と読み、仏像や位牌(いはい)などを祭っておくところ。  神棚=「かみだな」と読み、神を祭っておくたな。  祖霊=「それい」と読み、祖先の霊。  慶弔=「けいちょう」と読み、祝い事ととむらい。 

いわれ(歴史)と重要度

礼記(らいき)。   重要度=☆☆☆       難易度=ふつう

.

.

冠婚葬祭


.