●観天望気

読み(ひらがな)

かんてん ぼうき

意味

空のようすや動物の動きを見て、経験的に天気を予想すること。

解説

身のまわりの自然の動きを注意して見ることによって、 天気を予測することだと思います。 実際、天気を予想することわざは多く、特に空のようすによって占ったり、 動物(鳥や魚など)の動きによって天気を占うものがあります。たとえば、 「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」、「夕虹百日の旱」、「雨蛙がなけば雨」、 「燕が低く飛べば雨」、「雲雀高く上れば晴れ」、「猫が顔を洗うと雨」 などがあります。また、天候を占う方法のことを占候とも言います。

重要語の意味

観天=「かんてん」と読み、大自然の力を観察する。  望気=「ぼうき」と読み、天気を予測する。天気をねがう。  観=みる。注意して見る。観察。  天=そら。大自然の力。気候。  望=遠くを見わたす。見上げる。ねがう。  気=天気。ようす。自然界の現象。  空=「そら」と読み、地面より上の空間に広がる世界。  動物=「どうぶつ」と読み、自由に動きまわることのできる生き物。けもの、鳥、魚、虫など。  経験=「けいけん」と読み、日常の生活の中、身体で感じておぼえていること。  天気=「てんき」と読み、ある時刻における空のようす。晴れ、雨、風の強さ、温度、湿度など。  予想=「よそう」と読み、あることを前もって想像すること。  自然=「しぜん」と読み、人間の手が加わっていないもの。天然。  予測=「よそく」と読み、あることを前もって考えてみる。予想。  実際=「じっさい」と読み、ほんとうに。  鳥=「とり」と読み、空を飛ぶ動物。つばめ、つる、とんび、ひばり、からす。  魚=「さかな」と読み、海や川の中にいる動物。あゆ、いわし、かに、こい。  朝焼け=「あさやけ」と読み、朝に東の空が赤くそまること。  虹=「にじ」と読み、空に弧を描いて赤青黄色などの七色があらわれる現象。  旱=「ひでり」と読み、日照り。雨が降らないこと。  雨蛙=「あまがえる」と読み、みどり色をした小さなカエル。木の上に住み雨の前になく。  燕=「つばめ」と読み、小さな渡り鳥。春から秋に日本にくる。  飛ぶ=「とぶ」と読み、地面から離れて空中を動く。  雲雀=「ひばり」と読み、スズメより少し大きい鳥。空中で止まってなく。  猫=「ねこ」と読み、家で飼われている動物。  天候=「てんこう」と読み、数日間の長い期間の天気の状態。  占候=「せんこう」と読み、天候を占う方法。  占う=「うらなう」と読み、未来のようすを予測する。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆       難易度=ふつう

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観天望気


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