●骨粗鬆症

読み(ひらがな)

こつ そしょう しょう

意味

骨の量が減少し、骨がもろくなった状態で、65才以上の高齢者や 閉経後の女性に起こりやすい病気。

解説

骨の量は、20〜30才ぐらいがピークで、それ以降は、ゆっくりと下がっていくようです。 若いころは、食べ物からのカルシウムの吸収もよく骨を形成する力が活発ですが、 年を取るにつれて骨を形成する力が低下し、また、カルシウムの吸収も悪くなります。 通常、血液中のカルシウムが少なくなると、骨から再び吸収が起こり、血液中に流れ出します。 骨の形成が、この再吸収に追いつかなくなると骨密度が下がり、骨折しやすくなり 腰痛の原因にもなるようです。カルシウムは、体内ではミネラル中、最も多く存在している 物質なので、カルシウム不足には気をつけたいと思います。

重要語の意味

骨=「ほね」と読み、体の骨格となるものでカルシウムの貯蔵庫でもある。 骨は主に、カルシウム、ビタミンD、マグネシウム、タンパク質から作られ、3年で生まれ変わる。  粗鬆=「そしょう」と読み、もろい。あらい。  症=「しょう」と読み、びょうきのようす。しるし。  粗=あらい。そまつな。  鬆=ちみつでない。あらい。  減少=「げんしょう」と読み、量がへって少なくなること。  もろい=こわれやすい。  状態=「じょうたい」と読み、ようす。  高齢者=「こうれいしゃ」と読み、高い年齢。年を多くとっていること。  閉経後=「へいけいご」と読み、女性が更年期になって月経が止まった後のこと。  病気=「びょうき」と読み、体に悪いことが起こり苦しむこと。  カルシウム=元素のひとつ。カルシウム不足は肩こり、腰痛、イライラなどを起こす。  吸収=「きゅうしゅう」と読み、小腸などから栄養素を取り入れること。  骨を形成=「ほねをけいせい」と読み、骨芽細胞によって新しい骨が作られていくこと。  活発=「かっぱつ」と読み、何度も動くようす。  通常=「つうじょう」と読み、ふつうのばあい。  血液=「けつえき」と読み、体の細胞へ栄養素や酸素などを運び不要なものを運び去るもの。細い管の中を移動する。  再吸収=「さいきゅうしゅう」と読み、古くなった骨を破骨細胞が骨を溶かして血液中へ出ていく。  骨密度=「こつみつど」と読み、骨の密度。骨の単位体積あたりの質量。これが下がると骨がスポンジのようになる。  骨折=「こっせつ」と読み、骨がおれること。  腰痛=「ようつう」と読み、こしのいたみ。  ミネラル=体内で必要となる栄養素で16種類が知られている。 

いわれ(歴史)と重要度

参考書:入門栄養学。   重要度=☆       難易度=むずかしい。   熟語分類=栄養

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骨粗鬆症


栄養の基本